自分でも自分のことを信用できないところがある。今まで財布も携帯も何度も失くしてきているからだ。形あるものいつかは壊れるように、失くすことだってあるよね!と自分を励ましてきたけれど、さすがにGUCCIの財布を買って1週間で失くしたときには凹んでしまった。人間もカンガルーみたいに自分の体にポケットがついていたら、貴重品を失くす人が激減すると思う。…だけどそんな風に都合よくは進化しないだろうが。

そんな私だけど、今までカギを失くしたことは一度もなかったのが自慢(?)だ。酔っ払って管を巻いても何をしても、カギだけは無意識に「守らなくちゃ」と思っていたんだろう。一応カギには鈴をつけて、落としてもすぐわかるようにしていたことも功を奏していたんだと思う。それなのに。私はとうとうやってしまったのだ。

先日映画を見に行った際に寄った化粧室でカバンの整理をしたときだと思う。あのときどういうわけか財布や携帯はしっかりとカバンにしまったはずなのに、カギだけしまうのを忘れてしまったらしい。そのときから家に辿り着くまで、カバンのファスナーを一度も開けなかったから、そのトイレで失くしたのは間違いない。慌てて映画館や警察に電話したけれど、残念ながら届けられてはいなかった。カギだけ失くしたからといってうちの居場所を当てられることはないかもしれないけれど、もしカギを拾った人が執念深い人で、うちまで尾行して…いないとも限らない。考え過ぎだよと夫には言われたけれど、もやもやしながら生活するのも嫌なので、思い切って防犯対策のために付け替えることにした。鍵屋さんによると、今まで使っていたカギはピッキングに遭いやすいカギだったらしいので、ディンプルキーに替えることにした。これはきっと神様がピッキングに遭いにくい鍵に替えなさい…と言っているのだろう。と前向きに考えることにしたのだった。

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